退職するにあたり、会社に返却するもの、受領するものには以下のようなものがあります。
タイへ移住する/しないに関わらず、いずれも今後重要になりますので、しっかり確認し、ないものは会社へ請求するなど怠りなくその後の準備をしましょう。
返却するもの
どこの会社でも必ず返却が必要なのが、健康保険証です。
基本的な考え方は、在籍中に会社から支給されたものは返却する、となります。 極端に言えば仕事で使っていたペン、消しゴムなどの文房具も該当することになりますが、そのあたりは退職に関係する部署や人(人事部、総務部や上司など)に確認が必要です。
- 健康保険被保険者証(保険証)
健康保険は、加入者が会社を辞めた時点で脱退することになってます。
転職先で新たに加入するか、国民健康保険(国保)に加入する、または、任意継続(2年が上限ですが)という選択をすることになります。 - 身分証明書
社員章、社員証、名刺、ネームプレート等、社員に配られていたら返却。 - セキュリティーカード
(出入り等に使用するため等)セキュリティーカードが配布されていたら場合には返却。 - 通勤定期券
残りがある場合、清算をどうするか指示を仰ぐ必要あり。 - 制服、作業服
制服のある会社では、基本は返却。
できればクリーニングなどをして綺麗な状態で返却。 - 業務関連: パソコン
使用していたパソコン等の機器類は全て。
とても重要なのがパソコン内のデータの整理/消去は勿論、引継ぎ者にパスワードを連絡しておくことを忘れずに。 - 業務関連: 書類やデータ、成果物等
業務上使用していた書類やデータ(パソコンのデータ、ソフトウェア等の無形物含む)、また業務の成果としてできた成果物全て。 - その他備品
本、ファイル、文房具等、会社で購入したもの、会社から支給されたもの全て。
受領するもの(返却されるもの)
返却するものは、会社にとって重要なものですが、受領するもの(返却されるもの)は、自分自身の今後に極めて重要なものばかり。
- 退職証明書
退職後に、健康保険の家族の被扶養者になるときに必要なもの。 - 雇用保険被保険者票
雇用保険の加入者であることを証明する書類。
再就職が決まれば再就職先へ提出、そうでなければハローワークでの雇用保険の手続きをする際に必要。 - 雇用保険被保険者離職票(-1、-2)
再就職が決まっていれば不要。 再就職が決まっておらず雇用保険の手続きをする場合には、ハローワークでの手続きに必要。
退職日から10日後ぐらいに手元に届く。(会社から一旦ハローワークに提出され、その後本人に送付されるため時間がかかる) - 源泉徴収票
年内に転職先が決まれば転職先に提出し、年末調整。
年内に再就職しなければ、翌年の確定申告に必要。 - 健康保険被保険者資格喪失証明書
退職すると健康保険から脱退することになり(保険証は会社へ返却)その証明書。
退職後に国民健康保険に加入するときに必要。 - 年金手帳
厚生年金保険の加入を証明する手帳。 会社が預かっていた場合には返却される。 個人で保管していた場合には、勿論返却は無し。
再就職する人は、転職先へ提出。 失業中に国民年金の種別変更をする際に必要。とても大切なものです。
とまぁ、返却するもの/返却されるものと色々とありますが、返却されたものは大切に保管し、今後の手続き等に使用します。
コピーして残せるものは、念のためコピーを1部づつとっておいても良いでしょう。
- ※)とくに離職票だったか
特に離職票だったと思いますが、ハローワークで手続きする上で提出すると、そのまま帰って来ませんでした。
コピーはとってあったので良かったのですが、その後市役所での健康保険や年金の減免の手続きで必要になりました。