退職後、まず行なう手続きとしては、以下3点。
- 国民健康保険
(市区町村の役場: 退職後2週間以内) - 国民年金
(市区町村の役場: 退職後2週間以内) - 雇用保険(失業給付金)
(離職票を持ってハローワークへ)
健康保険の手続きは終わったので、次は将来に備えて年金です。
(というか、場所的に手続きするところは健康保険と同じ市町村の役場ですので...)
年金は難しい?
(私だけではないと思いますが)会社勤めしていた時は、殆ど意識したことのない年金。何がどうなっているのかは、たまに何かで読んだり、何かの手続きのおりに話に聞いたり、一年に一度「ねんきん特別便」が来ているな、という程度でした。 更に良く分かっていない「確定拠出年金」というのもありますし。...
今後の手続きをするにあたって、改めて「年金」について知っておく必要がある、ということで、おさらい、というか、ちょっと事前に調べておきましょう。
自分の年金の種類
年金はよく「2階建て」とか「3階建て」とか言われます。
ネットで調べてみると色々と図で説明されてますが、今ひとつ分かり辛かったので、理解を深める意味で自分でも作ってみました。
(が、...余計に分かり辛くなっているかも ...^-^;) )
- (1階部分) 国民年金
年金の基本/基礎部分であり「基礎年金」と呼ばれるものですね。 日本国内に居住する20歳以上の人は加入しなければなりません。
退職しても、この国民年金の加入の必要性は変わりないのですが、タイ人の妻の年金の扱いや、移住による住所を転出する場合の扱いをどうするか、調べて決める必要があります。
※) 会社へ勤めていた時は、私は第2号被保険者、妻は第3号被保険者、であり、妻は保険料負担はなかったんですね。これが、私が退職すると、私は第1号被保険者となり、それにともない妻も第1号被保険者となって、保険料の支払い義務が発生します。 これが一番大きく変わる事でしょうか。 - (2階部分) 厚生年金(や共済年金)
会社勤めをしていた私に関連するのは「厚生年金」(「共済年金は公務員」)。
再就職すると、再就職先の会社でまた厚生年金に加入することになりますが、退職後は続けることは無くなります。(ので特に考えることはありません) - (3階部分 – 1) 企業年金(や職域加算)
企業年金は会社によって有り無しがあり、また退職時の扱いが異なります。
私の場合は、会社には企業年金があり、一時金として受け取る/年金として受け取る、の選択でした。(これは選択すれば良い) - (3階部分 – 2) 確定拠出年金
確定拠出年金とは、社員個人の判断で投資商品(株式や債券等)を選択し、その運用の成果を退職金や年金として受け取れる年金制度。米国の401kプランという企業年金をモデルとしてつくられたため、日本版401kとも呼ばれます。転職先への資産移管が可能で、(あくまで原則ですが)60歳まで引き出すことはできません。
加入時に何か選択した覚えはあるものの、後はほったらかしで何がどうなっているか全く分からず調べる必要あります。退職した場合には、条件にもよりますが、個人型確定拠出年金へ移管(加入者、または運用指示者)、企業型年金への移管、または脱退、の選択をする必要があります。(6カ月以内)
以上から、今後手続きが必要な年金は、以下の2つと分かりました。
- 国民年金
- 確定拠出年金
さて、まずは国民年金です。 (続く: 【手続き】国民年金は?)
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